熊本ジャズライブガイド
セッションマナー講座

上達のためのヒント「自分の得意なことに置き換えて考えてみるべし!」

とにかく練習あるのみ!
と考える人はいても、努力が実を結ぶまで根気よく練習できる人は稀です。

といきなり決めつけてしまいましたが(笑)、みなさんの実体験としてもそうじゃないでしょうか?
ジャズに取り組みはじめたはいいけれど、あまりに先が見えなさすぎて、どこから努力したらいいのか分からない。
あるいは、長年努力はしているつもりだけど、なかなか成果を感じられない。

こういう悩みを抱えているアマチュアジャズメンは多いのではないかと思います。

それでも努力し続けていれば、いつかは上達するはず。
と思い続けても、忍耐力には限度というものがありますから、 自分が上達している達成感を適度に感じ続けることができなければ、やはり挫折しがちですよね。

プロにレッスンを受けるというのが、そういった悩みを解決する方法の1つだとは思いますが、 今回は「自分を先生にする」という考え方もあるのではないかということを提案してみます。

とはいっても条件がありまして、その人に得意なことがあるということです。
得意なことがないという人は、まず得意なことを1つつくってください(笑)。

僕はゴルフが得意だ。私は料理が得意だ。僕は営業のプロだ。私は語学に堪能です。 僕はゲームが得意。私はファッションに詳しい。
色々あると思いますが、何でもいいのです。
そのジャンルのことを身につけるために自然と払ってきた方法論、こだわり、プロ意識、 夢中になってしまった熱意、そういうことを思い出して、ジャズ理論を理解したり、演奏技術を上げるために、置き換えて応用すればいいのです。

筆者自身、いろんなことに置き換えて考え、たくさんのヒントを得てきました。
また、現在、釣り、料理、卓球、いろんな趣味の中に、ジャズに通じるものを感じる機会が多いです。
いわゆる指南書や教則本もいいのですが、もっと自分がこれまで身につけてきたものの中に、 ジャズをより理解するためのヒントがあるかもしれませんよ。

今回は「セッションマナー」とは違うかも(笑)。
でもこじつけると、自分の得意なことに置き換えて考えることができるという柔軟性の高い考え方ができる人がセッションに参加すれば、 自分自身も含めて参加者全てを「先生」にできるんじゃないでしょうか。発想を転換して、ぜひブレークスルーしていただければと思います。


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