熊本ジャズライブガイド
セッションマナー講座
★目標設定「自分のなりたい姿、美意識を見つめ直すべし！」
ジャズを演奏しはじめるきっかけって、人それぞれですよね。
動機もまたしかり。ミュージシャンに憧れてはじめる人もいれば、
モテそうだからとはじめる人もいることでしょう。
また、ジャズと一口に言っても、いろいろなスタイルがありますね。
古いスタイルが好みの人もいれば、コンテンポラリーなスタイルが好きという人もいるでしょう。
というわけで、例えば後期のマイルス・デイビスに憧れてジャズをはじめ、
トランペットを手にして練習を積み重ね、セッションにデビューし、
場の雰囲気にもなんとか慣れ、セッションに明け暮れるのが日常となってくる。
というのが、順当なストーリーなわけですが、ここまで来た時に、いろいろなことが、人によって大きく違っていたりします。
セッションに顔を出すと歓迎される人物になっているか否か。
これは目標設定の仕方によって、大きく変わってくるように思います。
ではどんな目標設定をすればいいのか？
なかなか難しい問題で、正解はないのかもしれませんが、僕なりのヒントを書いてみたいと思います。
それは、自分がなりたい状態を優先せず、尊敬できる先輩にどうしたら褒めてもらえるようになるかを優先するようにするということです。
逆説的なようですが、コルトレーンになりたいという気持ちが強すぎても、
独善的で視野の狭い状態になってしまったりすると、
上手なのに敬遠されてしまったり、逆にあれもこれも取り入れようと八方美人になりすぎると、
いろんな曲を演奏できはするけれども、どの演奏もジャズの本質を感じないつまらない演奏しかできない人になってしまう危険性があるのです。
ジャズはどうしてかっこいいのか、どうやったら楽しめるのか、かっこよく演奏できるのか。
それを知っている身近な人に、できるだけ接触するようにして、その人がどう考えているのか聞いて、理解するようにしてみる。
そして、そこから導きだして、大きな目標や小さな目標を設定していくようにするのが、間違いのないやり方ではないかと思います。
目標設定を考える参考にしていただければ幸いです。
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