熊本
ｼﾞｬｽﾞﾗｲﾌﾞｶﾞｲﾄﾞ
ｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞ解釈

★Autumn Leaves

■ｺｰﾄﾞ進行
||:Cm7|F7|BbM|EbM|
|Am7(b5)|D7|1.Gm|G7:||
|2.Gm|Gm||
||Am7(b5)|D7|Gm|G7|
|Cm7|F7|BbM|EbM||
||Am7(b5)|D7|Gm7 C7|Fm7 Bb7|
|Am7(b5)|D7|Gm|(G7)||

ご存知の通り､元はｼｬﾝｿﾝ｡
でもﾏｲﾙｽやｴﾊﾞﾝｽが取り上げてからというもの､すっかりﾓﾀﾞﾝｼﾞｬｽﾞのﾅﾝﾊﾞｰと化してしまいました｡
ｼﾞｬｽﾞの入門曲として､誰でもやったことがある曲でしょうね｡
今回あらためてこの曲を見直して､これまでより1ﾗﾝｸ上の｢枯葉｣が演奏できるようになりましょう｡(^o^;

■解釈
●1〜3小節:Bbﾒｼﾞｬｰﾄﾆｯｸへのﾂｰﾌｧｲﾌﾞ｡
●4小節:ﾊﾟｯｼﾝｸﾞ(無視しても差し支えない…(^_^;)ｺｰﾄﾞ｡
●5〜7小節:Gﾏｲﾅｰﾄﾆｯｸへのﾂｰﾌｧｲﾌﾞ｡
●8小節:9小節のCm7へのﾄﾞﾐﾅﾝﾄ(V7)｡
●17〜19小節:5〜7小節と同じ｡
●20小節:8小節と同じ｡
●21〜23小節:1〜3小節と同じ｡
●24小節:4小節と同じ｡
●25,26小節:5,6小節と同じ｡
●27小節:Im7とIV7ですがFﾒｼﾞｬｰﾄﾆｯｸへのﾂｰﾌｧｲﾌﾞと考えた方がわかりやすいかも｡
●28小節:上に同じくEbﾒｼﾞｬｰﾄﾆｯｸへのﾂｰﾌｧｲﾌﾞと考えましょう｡
●29〜31小節:5〜7小節と同じ｡
●32小節:4小節と同じ｡

■ﾍﾟﾝﾀﾄﾆｯｸｽｹｰﾙによるｱﾌﾟﾛｰﾁ
●1,2小節､9,10小節､21,22小節:BbﾒｼﾞｬｰﾍﾟﾝﾀまたはBbﾏｲﾅｰﾍﾟﾝﾀ｡
●3,4小節､11,12小節､23,24小節:Bbﾒｼﾞｬｰﾍﾟﾝﾀ｡
●5〜8小節､13〜16小節､17〜20小節､25,26小節､29〜32小節:Gﾏｲﾅｰﾍﾟﾝﾀ｡
問題は､27小節と28小節ですな…｡簡単に､
●27,28小節:Gﾏｲﾅｰﾍﾟﾝﾀ
でも大丈夫ですが､ﾁｬﾚﾝｼﾞ精神旺盛な人は(笑)､
●27小節:Gﾏｲﾅｰﾍﾟﾝﾀ
●28小節:Fﾏｲﾅｰﾍﾟﾝﾀ
とするといいでしょう｡さらに楽しみたい人は､上記に限りb7音の代わりにﾅﾁｭﾗﾙ6の音を入れた変形ﾍﾟﾝﾀを使ってみるとなおよいでしょう｡(Gm:G,Bb,C,Db,D,E)

■ﾀﾞｲｱﾄﾆｯｸｽｹｰﾙなどによるｱﾌﾟﾛｰﾁ
●Cm7:Cﾄﾞﾘｱﾝ
●F7:Fﾐｸｿﾘﾃﾞｨｱﾝ
●BbM:Bbｲｵﾆｱﾝ
●EbM:Ebﾘﾃﾞｨｱﾝ
●Am7(b5):Aﾛｸﾘｱﾝ
●D7:D Hmp5below
●Gm:GｴｵﾘｱﾝまたはGﾒﾛﾃﾞｨｯｸﾏｲﾅｰ
●Gm7:Gﾄﾞﾘｱﾝ
●C7:Cﾐｸｿﾘﾃﾞｨｱﾝ
●Fm7:Fﾄﾞﾘｱﾝ
●Bb7:Bbﾐｸｿﾘﾃﾞｨｱﾝ

■TIPS
●3,4小節 |BbM|EbM| を |Bm7 E7|Bbm7|Eb7| とﾘﾊﾓするのが常套手段っぽいです(笑)
●15,16小節は｢Gm｣が2小節も続いちゃうので､ｺｰﾄﾞ楽器の人は |Gm GmM7|Gm7 Gm6| とか､ |Gm Gm#5|Gm6 Gm#5|などとｸﾘｼｪ･ﾊﾟﾀｰﾝを入れてあげるとかっこいいです｡
●｢EbM｣及び｢Am7(b5)｣を､｢Eb7｣とするとかなりﾌﾞﾙｰｽ･ﾌｨｰﾘﾝｸﾞが強まります｡Gﾏｲﾅｰﾍﾟﾝﾀの｢b5｣であるところの｢Db｣音がとてもかっこよくはまります｡

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